S&P500って具体的にどれくらい増えるの??

今回はS&P500に積み立て投資すると仮定し、いくらずついつまで投資すればFIREできるのか試算してみます。

まずS&P500とはアメリカの代表的な500社の株式で構成される指数になっており、アメリカの市場の動きを示す代表的な指数です。また投資の神様と呼ばれるウォーレンバフェットが妻に対する遺言で「資産の90%をS&P500に投資するように」を支持していることが明らかになったことでも有名です。そんなS&P500に投資するのが良いと最近の投資関連の本やサイトしきりに宣伝されていますがいったいどれくらい増えるのでしょうか。試算してみましょう。

今回の記事は

①S&P500の利回り 

②想定されるリターン

③S&P500集中投資のメリット、デメリット

の三部構成で書いていきます。

①S&P500の利回り

S&P500の利回りについてはまずどこの投資信託を買うかによって変わってきます。S&P500は個別の会社の株式ではなく指数なので、証券会社などがパッケージ化してくれたETFなどを買っていくことになります。そのため会社によって会社の取り分である信託報酬の差によって投資リターンが変わってきます。ここではS&P500のETFで最も信託報酬の安いSBI証券のSBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド(2022/12/4時点信託報酬0.0938%)で計算します。このETFは分配金がない代わりに配当が再投資されているので効率の良い運用に期待ができます。(結局分配金が出ても再投資するつもりなので分配金なしでOKです)また平均的な利回りは年利約8.5%となっております。

②想定されるリターン

想定リターンは年利8.5%を元に月々の積立額を5、10、15万円、投資期間を10、15、20、25で考えてみます。

月々の積立額5万円の場合

投資期間10年 947万円

投資期間15年 1821万円

投資期間20年 3157万円

投資期間25年 5196万円

積み立てが月々5万円だと20年~25年でようやくサイドFIREできそうですね。ただし私はもう31歳なので早期退職して完全に不労所得のみで暮らすのは厳しそうです。

月々の積立額10万円の場合

投資期間10年 1894万円

投資期間15年 3643万円

投資期間20年 6314万円

投資期間25年 10393万円

積み立てが月々10万円だと早期退職してサイドFIREも現実的にできそうですし、退職の時期を遅らせれば完全なFIREも見えてきました!ただし私の収入では月10万円積み立てがギリギリできるか微妙なラインです。

月々の積立額15万円の場合

投資期間10年 2842万円

投資期間15年 5465万円

投資期間20年 9471万円

投資期間25年 15990万円

ここまでくると現実的にFIREできそうですね。ただし月15万積み立てに回すにはよっぽど年収のいい会社に転職するか、ギリギリまで節約を頑張るか、副業など副収入を考えなければなりません。理想はこれくらい毎月入金することですがなかなか厳しそうですね。

③S&P500集中投資のメリット、デメリット

メリット

世界一の経済大国であるアメリカの経済成長を享受できる。個別株ではなくアメリカの大企業500社の指数なので単一の銘柄に投資するよりリスク分散できる。

現状リスク分散しながら積み立てしていくには一番人気の指数

デメリット

株式のみに投資をしているとバブル崩壊のような変化に対応できない(利回りは低くとも不動産や債券にも投資するべき??)

数十年後もアメリカが世界一の経済大国とは限らない(全世界型の投資信託もかっておくか??)

為替の変動リスク(2022年の大幅な円高は米国株投資には有利に働いたが逆の現象が起きると大変。1971年までは1ドル360円で固定だったが1973年に変動相場制になったからは円高の流れが続いていた)

まとめ

月10万以上積み立てることができればFIREすることができそう。ただS&P500だけに集中投資するのはリスクがありそうなので余裕があれば不動産や債券などに分散してポートフォリオを作ったほうが良いかも。

どこまでいっても投資は自己責任なので強気に行くか安全を取るかは自分でしっかり考えること!

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