FIREするにはいくら必要??

今回は最近流行のFIREはそもそもどのようにしてお金を貯めて一体いくらたまればその生活ができるのか。ざっくりではありますが既婚者、独身パターンでいくつか試算してみます。

そもそもFireとはFinancial Indipandent Retire Earlyの略で経済的に自立して早期退職を目指す生活スタイルを指します。要はお金を貯めて株式投資などをし、それが貯まった段階で退職をして配当金などの不労所得で生きていこうという生活スタイルです。

そして数々のFIRE関連の本では4%ルールというものがしばしば提唱されています。4%ルールとはアメリカのS&P500の成長率7%にアメリカのインフレ率3%を差し引いた4%の運用益のなかで生活費を賄えれば理論上資産は減ることはないというものです。なのでこの4%をもとにすると年間生活費の25倍の資産があれば不労所得のみで生活できることになります。厳密には日本のインフレ率が3%もないので25倍でなく、15~20倍で計算してもよいのですがギリギリでFIREしてしまうと有事の時に厳しいと思いますので今回は25倍で計算していきます。

①既婚者の場合

いま私は独身なので一年の消費額のイメージがつきませんので日本の平均値を調べました。2018年の日本全体の平均世帯年収は552万円となっております。中央値は437万円となっていますが今回は少し贅沢にみて年収600万円とします。そして年収600万円の手取り年収は約469万円これを25倍すると…

469万円 × 25 = 11725万円

1億1725万円!!

まさかの億越え…家族がいると億り人以上の存在にならないとFIREできないみたいです。これだとなかなか厳しそうですね。そもそも子育てしながら積み立て投信やら何かしらの投資をしていくだけでも結構なハードルですからね。

②独身の場合

私がこのまま独身を貫くとした場合で試算してみます。私が一人で暮らしていく場合、月の消費額は25万円くらいです。なので年間300万必要ということになります。

300万円 x 25 = 7500万円

一億円を割ってきました。先ほどと比べると少ない感じがしますがまだまだハードルが高い気がしています。また独身で仕事もしていないと社会とのつながりがなくなってしまうので正社員ではなくアルバイトで軽く仕事をするパターンの試算もしてみます。

③独身(アルバイト収入10万円ある場合)

年間の消費額は300万のまま、アルバイトをして年間120万円の収入がある場合を考えてみます。また私が今会社員で厚生年金を払っているのでどこまで厚生年金を払っていくかわかりませんがもうしばらく厚生年金を払っていくと仮定すると年金支給額はざっくりとですが月10万円くらいになる見込みです。なのでひとまずどこかのタイミングで正社員からアルバイトに移行しても60歳以降からも10万円くらいはもらえる見込みです。なので300-120で年間180万円の不労所得を考えます。

180万円 x 25 = 4500万円

ここまでくるとようやく現実味を帯びた数字になりますね。4500万円であれば毎月積み立て投資をしてお金を貯めて増やしていき、最後に早期退職にはなりますが退職金を考えれば65歳まで正社員として身を粉にして働かずともなんとか食べて行けそうですね。

まとめ

今回試算したFIREするための必要金額は

①既婚者の場合 約1億2000万円

②独身者の場合 約7500万円

③独身+バイト収入月10万の場合 4500万円

となりました。まずは③のサイドFIREを目指して頑張り、10年~15年後の状況によって①や②の完全なFIREを目指していこうかと思います。まずは千里の道も一歩からということで積み立てを始めていこうと思います!

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